自尊心を守りたい時の黒

人はその環境に慣れ親しみ、居心地の良さを感じると なかなかそこから抜け出せないものです。私達が身につけている色というのも同じようなことがいえるのではないでしょうか。特に黒という色はその傾向が強いように感じます。黒の愛好者は大きく分けると二つのタイプになると思います。

まず、一つ目のタイプはスタイリッシュな感覚を重視したいタイプ。

他の色にはない辛口ですきいる間のない重厚感を黒は表現しやすいからです。ファッションに関して、自分に関してとやかく言われたくない。

そして、二つ目のタイプは目立ちたくない、自信がもてないという感覚です。

女性であれば、気になる体型を黒で覆い隠してしまいたい時などがそうですし、自信のない状態を人から読み取られまいとする心理によるものです。というプライドでもあります。この二つのタイプは共通点があります。

どちらも人との距離をとりたい、そして黒という固い壁を作って自分を守りたいということです。確かに黒という色は、よくも悪くも心理的に人を遠ざける色です。その特質を使って、イニシアチィブを取りたい時などに、「動じない自分」という演出をしたり、「目先を変えたおしゃれ」ということで使うのであればベターなのですが、いつも黒というのはお勧めできません。

黒という鎧をいつもつけていては、その重さゆえ自分を解放し、軽やかな気持ちになれることが訪れないからです。

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