自分探しのグレー

オフィスで働いているとグレーの色彩環境の中で過ごすことが多いですね。机、パソコンの色のみならず、通勤時には、アスファルトの色、駅の階段の色、ビルの色など大きな面積のグレーに遭遇しています。

しかし、そのわりに色の印象が強く心に残っていないのは、グレーという色が何かを訴えかけてきたりすることがなく、どちらかというと、覚めた目で、存在しているからだといえます。 人に不必要なかかわりをしないというグレーの性質はどこか、都会的な雰囲気を持つ色なのかもしれませんね。

また、グレーはどんな色と合わせてみても、相手の色をひきたたせてステキに見せてくれるという特徴があります。たとえ一色で見たときはとても激しく感じる赤であっても、目立ちすぎる黄色でも、妖艶すぎる紫でも、グレーと配色すると、とたんにシックな雰囲気になり、モダンにさえ感じるのは不思議です。それは、一見グレー自体に主張がなく、一歩引いて相手の個性を活かそうとする脇役としての性質があるからだと思いがちですが、裏を返せば、相手の良さを引き出して、すぎるところを制するというコントロールの役割があるともいえます。

グレーは白と黒の中間の色である為、あいまい、不安、迷い、不正、不信というような意味も持ち合わせています。あなたが、今、プライベートでグレーの服を選びがちならば、何か迷いがあり、無気力で行動できずにいる時かもしれません。そんな時はしばらくグレーの中でじっくりと、 次なる色が見えるまで、自分の色探しをしてみるのもいいのではないでしょうか。

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